後期→前期の外装スワップ!!
こんにちは、菅野です。
前回の更新から気がつけば1ヶ月以上経過してましたね・・・
過酷な猛暑も終わったと思ったら寒さが日に日に強くなってきました。
そろそろ布団からなかなか出るのが難しくなりますね。
今回のご報告は表題通りに外装のスワップになります。
では、どうぞ・・・
今回、ご紹介させて頂く車両は埼玉県にお住まいのY様のCBX(後期)です。
暫く冬眠されていた車両なのですが、キャブレターO/Hを施しエンジンは無事に始動しました。
当初は一通りの整備をして車検取得が目的だったのですが、オーナー様が前期の外装を
取り付けたいとの願いにより外装スワップを実施する事になりました。
『同じCBXなんだからボルトONじゃないの!?』って気もしますが、加工無しで取り付け可能なのは
残念ながらフューエルタンクのみです。
その為、リヤ廻りに関してはフレームを切ったり新たに溶接したりと思った以上に加工が入りました。
リヤ廻りの外装を全て取り外した状態。
とりあえずシートを乗せて見ましたが、シートベースの幅とフレームのブリッジの幅が合わなくて
シートが若干浮いた状態でした。
加工を施すためにブリッジを一度取り外して・・・チョイといじって
ブリッジの幅を詰めて再度溶接にて取り付け&余分なテールパイプもカット!!
そしてシートが乗ることを確認したら今度はウィンカーやテールライトなどの取り付け位置を
検討します。
全くなにもナイ状態での位置出しは結構大変です。
基準となる物がナイので手で支えながら大まかな位置出しをして、その位置関係を
頭に叩き込みます。合わせるときは・・・覚えた映像を思い出しながらスポット溶接を
して位置関係を確かめて少しでもズレがあれば適正な位置がでるまで作業を繰り返します。
とは言っても1回で成功しました。ホッとする瞬間ですね。
今回は予算の関係で後期のテールランプベースを加工して使用しました。
またテールライトの位置も純正とは異なり若干ですが、奥に引っ込んでおります。
もちろんサイドカバーの取り付けも・・・
当たり前ですが、ここも後期と前期では取り付け位置が違うのでフレーム側には新たに
グロメットをはめこむステーを溶接してバッテリーケースのステーは移設で対応。
Remotionの車両を参考に寸法などを計測して見ましたが・・・
車体の公差が大きいためか全く役に立たず・・・結局テールのセットアップと同じように
位置は自分の目で確認して覚える!!幸いこの取り付けも全て1回で合わせられたので
良かったです。
取り付け完了^^
そしてヘルメットホルダーのベースもカットしてスムージング。
フルードカップは前期の物に交換して取り付けしました。
今後は外装のペイントなどをされていく予定ですが、ひとまず終了です。
作業は外装一式をお持ち込み頂きましてセットアップ(加工)のみのご依頼だったのですが
今回の例ですと・・・
フロント廻り&リヤ廻りの外装セットアップの考案及び加工費はおおよそ14万円になります。
※仕様に依っても加工費は前後いたします。
次回のご報告は、またまたエンジンO/Hになりそうです。
今年はCBXもCB-FもエンジンO/H以来が殺到です。
ありがとうございます。
では、また・・・