CB900F リフレッシュ Vol’2 エンジン分解編
今日の東京は生憎の天気ですね...
前置きが全く思い浮かばない菅野です。
なので、サクッと本題へどうぞ...
さてさて今回はエンジンの分解編になります。
前回は、↑コチラを御覧ください。
写真は前回の終わりのやつです。
ではスタートです。
ヘッドカバーを開けてテンショナーを取り外すとなにか違う...
そうスプリングにゴムチューブが付いていないのです。
硬化して砕け散ったかな?
↑、結構よくあることです。
が、砕けた残骸は見当たらないので元々付けていなかったのだと思います。
EXのスタッドボルトも忘れずに取り外します。
Remotionではポーティングを必ずやるので削るときに邪魔なんです。
全部すんなりと抜けてくれました。
ここも固着が酷くて苦労する場合が多々有ります。
思っている以上にスムースに取り外すことのできたヘッド。
当然、外す前にはタペットクリアランスを計測して現状把握もしています。
燃焼室です。
まあ普通の蓄積具合ですね。
これからポーティングもして美肌にしちゃいます。
それではバルブを取り外していきますよ!
以前は写真上のオレンジ色の工具でスプリングを縮めてコッタを取り外して...という手順でしたが
いまは銀色の棒状の工具で一瞬で取り外すことが出来ます。
時間でいえば、1/10くらいに短縮できちゃいます。
取り付けもできちゃうので大変便利になりました。
基本、外した場所に戻すので位置管理もします。
バルブはダンボールですけどw
箱は、Remotion HID のやつですよ!
HIDのほうもよろしくお願い致します。
先に進めましてシリンダーの取り外しとなります。
シリンダーを外すのにもコツがいります。
コジッたりフィンを叩いたりするのは絶対ダメですよ!
写真で見るとフィンが欠けていますが、一ヶ所 1万円で修正することも可能です。
※一応ですが、元々欠けてましたから...
シリンダーフィン修正の場合、もちろんシリンダー単体受付のみとなります。
この900Fは腰上までは開けたことがあるようで簡単にシリンダーを分割できました。
どうしても砂は落ちてきますので、オススメはやはりフルオーバーホールですね。
Remotionでは作業クオリティー維持などを考慮して状態により腰上のみの作業はお受けできないこともあります。
テンショナーも取り外して確認。
よく見るとクラックが入ってますね。
経年劣化で起こるのですが一度も交換していないとすれば30年以上なので当然の結果ですね。
さらにシリンダーも...
赤丸の中にある黒ずみは錆びた形跡ですね。
しばらくエンジンを動かさない時期があったのだと予測できます。
オイルが完全に落ちてしまうとむき出しのスリーブは錆びてしまいます。
なので定期的に動かしていくのもメンテナンスなのです。
エンジンを暖気するだけでなく出来る限り走るほうがよいですよ。
腰下はミッションなどがゴソっと取れるので一瞬でバラせます。
エンジンの分解完了です。
こんごは計測と修正と内燃機加工と進んでいきます。
その他にチューニングメニューとしてポーティングやバルブポリッシュなどを施していきます。
では、また次回をお楽しみに!