シリンダーヘッド フィン修正

こんばんは、菅野です。

今回はシリンダーヘッドのフィン修正依頼がありました。

前回のヘッドカバー修正と要領は同じではありますが、ご報告までに

では、どうぞ・・・

シリンダーヘッドやシリンダーのフィンを修正するには修正する部位単体の状態でないと

出来ないのでシリンダーヘッドのみお送り頂いての作業となりました。

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まずは欠けてしまった部分をベルトサンダーを使用してバリを取り溶接の下準備。

削り過ぎるとその分作業が増えてしまうので必要最小限に削ります。

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そして溶接にて肉盛完了!!

溶接時の熱によりシリンダーヘッドが歪まないように配慮しながら溶接を進めます。

急いでは良い結果は得られませんから溶接→冷ます→溶接と繰り返してゆっくり作業します。

思っている以上に溶接時には歪みが発生するものです。

修正する部分に依ってはジグを製作してからの作業となることもあります。

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で上の写真で肉盛された部分をベルトサンダー、エアリューター、ペーパーを使用して

元の形状にしていきます。

そして完成!!磨くのが一番時間かかります。

ペーパーで磨いた後なので若干輝きに修正してある様子は伺えますが、修正後に

ペイントやブラスト処理などすれば言われても修正したとは気づかないでしょう。

今回は2箇所の修正となりましたので、修正代は31,500円です。

大きさや部位によっても修正代金は変動しますので、修正などをお考えのときは

一度ご相談ください。

メーカー、年式問わず出来る限り沢山のお客様のお役に立てればと思います。