HONDA CBX(S)エンジンオーバーホール3
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まずはミッションドッグ部のバリ取り。カウンターシャフトのベアリングを外す時はオイルシールのカラーも一緒に外すことになるのですが、この部分のシールが圧入のみとなっていて一度外してしまうとその圧入代が変わってしまうのでオイル漏れする可能性が出来てしまいます。
対策としては組み上げる時にシーリング剤を埋め込み、尚且つドライブスプロケットを取り付ける時にOリングなどを入れて対処しています。
シフト廻りのポリッシュ。すっかり定番メニューとなりました。
メタルにもWPC+MOS処理をしておりますが、処理をするとメタルの目印であるマーキングカラーが消えてしまうので、処理に出す段階で指示をしなくてはなりません。
こんな風にしてからコンロッドは締め付け。
エンジンを下ろした時はかなり汚れていたと思いますが、部品単体で洗浄すればかなり汚れは落とせます。
エンジンをオーバーホールした時は慣らし運転を行って頂きますが、この慣らしは非常に重要です。
各摺動部に当たりを綺麗に付ける事でその後のエンジンの状態に大きく左右します。
慣らしが終わってからがとても楽しみなエンジンです。