HONDA CBX(I)エンジン フルオーバーホール2
修正を始めます、まずはカムシャフトジャーナルのラッピング。続きはコチラ!
ラッピングはこの部分と、
クランクシャフトを行います。もちろん可能な限り曲がりの修正とダイナミックバランスも行い、そのうえでメタル勘合します。
ヘッドはポートのスムーシングと合わせ面を歪みを取るためにさらい、バルブのポリッシュ。
ピストンヘッドの鋳肌をおとしてからざっくり重量合わせ。WPC+MOS処理を行ってコンロッドと合わせて最終的に重量合わせを行います。
ミッションはドッグ部のバリ取りと摺動部も修正、ワッシャー、ベアリング類を交換します。今回は問題ありませんがドッグ部の傷みが酷い場合はミッションギア自体を交換する場合もあります。
プライマリーシャフトもベアリング交換と確認し、スターターワンウエイクラッチはリビルト。
シフトフォーク、ドラム、シフトセンターやストッパーの摺動部をポリッシュ。
その他アッパークランクケースの8㎜部はヘリサートを建てます。一部オイル通路と通じているネジ山が劣化している場合が多く、また組み立てがしばらく走行してからネジが上がってしまうことが何度かありましたのでそれからは予防措置として必ず行うようにしています。