HONDA CBX(fh)エンジンオーバーホール分解
なんか残念なエンジンが続きます。
この車両は外装含め見た目は非常に綺麗で、見た目の印象ではオーバーホールも必要ないんじゃないか、と思わせるぐらいです。しかし6速ミッションも組み込むので、合わせてオーバーホールもという事で始めました。
CBXの知識がない、以前にエンジン自体にあまり知識が無い人が部品をかき集めて組み上げたのではないかと推測します。まず腰下と腰上の年式が違い、シリンダーヘッドは前回同様後期モデル用でスタッド穴径が大きく、さらに同様にヘッド本体とカムホルダーキャップが違う組み合わせ。
腰下の素性としてプライマリーテンショナーの誤組みに依り音が大きく、それに気付かずクラッチアウターのバックプレートを溶接しても音が変わらず、諦めてばらして売られたのではないかと思います。保管状態もあまり良くなく、ところどころ錆が浮いています。
そしてこの車両を造るにあたり、集められ、分解する事もなく組み上げて搭載したものと思われます。
結果としてこのエンジンもシリンダーヘッド、カムシャフトの交換が必要となり、クランクシャフトはラッピングで何とか再使用可能と考えています。