各社共通の部品のはずが、
さて、前回のパイプシートコレクション、開発中だったのはYAMAHA TZR250(3MA)用でした。ある方とうちの重鎮さんからSRカスタムの定番フォークだから絶対売れると強く言われ、データ用のフォークも用意するとも言われ、そこまで言われて作らない理由も無いので喜んで開発させて頂きました。
3MAって’89なんですよ、既に21年前。フォークの部品ででない部品があるとは聞いていたのですが、実際インナーチューブに取り付けるスライドメタルが販売中止。しかしお預かりしたフォークを分解するとかなり劣化していて、交換せずにこのまま組み上げるには気が引けたのです。
でね、考えたんですよ、フォークなんて各メーカー専用でもないしメタルやオイルシールなんて規格品だし同じ41パイのフォークなんて幾らでも存在するんだから他車種というより他社種流用で何とかならないかって。おおよそ目星をつけて注文した部品は全て正解、これでスライドメタルも交換して組み上げられました。
それにしても、、、、
今回出る部品はYAMAHAに注文したのですが、それが???って思うぐらい高いのです。同じ様な部品で他社ならこんな金額しないぞって、そこでさらに同じ41パイなら他の部分も共通なのでは?とまた目星をつけて他社に注文したところこれも正解。実際3MAフォークを使用しているオーナーさん達は困っているだろうし、この際フォークオーバーホール用部品もキットとして販売しようと思ったのがこちら。
これ、3MA用として同じ部品をYAMAHAで揃えると15,000近くなちゃうんですよ、スライドメタル無しで。両社から来た部品をよーく見比べましたが全く同じ物です、そりゃあそうか、造っているところは同じでしょうからね。
しかし通るルート(メーカー)が違うだけでなんでこんなにも金額が違うのだろう、まあ多少の差はあっても理解出来ますが、メーカー変えるだけで半額近くなっちゃうんです、ちょっと納得出来ない。
しかもスライドメタルに関してはそれを造っているメーカーがもう造らなくなったという訳ではなく、YAMAHAが純粋に管理をしなくなったということ、まあ部品を造らせる事よりそれを管理する事の方が遙かにコストがかかるという事なんでしょう。
それにしても、なんだかなあ、、、、、