CBXの足廻り整備

CBXも今年で33年になるのですね。距離を走ってなくてもベアリング類のグリスは劣化しており、そうなると直ぐにベアリング自体も摩耗してしまう可能性があります。

ということで本日は足廻り重点に整備しております。

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エンジンはオーバーホール時に塗装し直していますし、外装も含めてとても綺麗な車両です、が、

先ずはフロントホイールベアリングから。

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このころのホンダ車は特殊なキャップでベアリングを押さえています。この様な形状でネジになっているので当然専用工具が必要になります。

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工具があれば簡単に外せますがスナップリングプライヤーなどで代用しようとするとなかなか外れません。

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ベアリングもプーラーで外していきます。元に戻せばフロントは完了。続いてリヤホイール。

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リヤ側はハブの部分にもベアリングが入っているので3個使っています。ハブダンパーも交換してリヤも終了。

スイングアームピボット部分にいきます。

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zタイプはブッシュになっており、この車両も錆びて固着しており動きはとても渋かったです。ブッシュの新品は既に廃盤なのですが、ニードルベアリングに変更するコンバージョンキットがありますのでそちらに交換します。ニードルベアリングにするだけでも動きはブッシュより良いのですが、このキットではピボット両端にスラストベアリングも入りますので格段に動きは良いです。

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この状態で動かすとその違いがはっきりと解ります。前後ホイールを装着して、合わせてスプロケットとチェーンも交換して足廻りは完成です。

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この車両では以前にステムベアリングを交換しています。もし行っていない車両であればステムまで整備すれば足廻りとしては一通り完了ではないでしょうか。

これが今回交換した部品類です。ベアリングなど劣化しているのがよく解ると思います。

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なんか最近押し回しが重いとか、走行が安定しないなど気になるところがありましたらこういった整備も考えては如何でしょうか。