CBX足廻りセットアップ フロント編
こんにちは、菅野です。
4月となり新年度になるわけですが、新しいことが始まる季節でもあります。
先日、近所の小学校で卒業式が行われており、子供達の笑顔や涙をみて少し感動しました。
自分自身もいろんな意味で前に進んで行きたいと思います。
では、どうぞ・・・
今回の車両は、前回に引き続きCBXになりまして、大阪府のH様の車両になります。
フレームペイントも終わりましたし組み立てる意外の作業は、ほぼ終了しているので
足廻りのセットアップに移りたいと思います。
入庫時には前後共にBIG1の足廻りが装着されていました。
ただ残念なことに前後共にセットアップが不十分です。
まずはフロントから進めてまいります。
その前にペイントされたフレームなどなど・・・を準備します。
いつもフレームは西村コーティング様のダイヤモンドコート になります。
ダイヤモンドコートは塗膜が硬いので全てのネジにタップ、ダイスでネジ修正。
センタースタンドを取り付けて自立させます。
フロントは全てBIG1を流用しているので、このような場合はステムさえ取り付ける
ことが出来ればあとはポン付けで行けます。
今までにBIG1を使用した足廻りの変更はRemotionでは未経験なので先ずは
現状の取り付け状態を確認するためにバラして行きます。
一見すると正しく装着されている様にも見えますが、ステムをバラしてみてビックリ!!
BIG1はCBXに比べてステムシャフトが長いのですが、それを補うためにカラーなどを
使用するとベアリングの圧入しろが無くなってしまいます。
そのため一番確実な方法としてはステムシャフトのワンオフとなります。
※ちなみにCB-Fに流用する場合でもステムシャフトのワンオフは必須です。
元々取り付けられていたステムにはCBXのステムシャフトを取り付けて
ステムシャフトはベアリングの圧入のみで保持している状態でした。
BIG1のアンダーステムのシャフト圧入内径よりCBXのステムシャフト圧入外径
の方が僅かに小さいため空回りしてしまう状態なのをベアリングで保持・・・・
何とも斬新な取り付けであります。
元々のアンダーステムはハンドルストッパー部分の処理が雑なので
中古で探したアンダーステムを加工して綺麗に取り付けることにしました。
Remotionにご依頼頂いたのですから安全面も見た目も良くしたいと思います。
先ずはステムシャフトを逆付けして旋盤に固定。
少しずつ追い込み加工を施して行きます。
上が旋盤加工によりフレームと干渉する部分を削り落とした状態。
下が元々取り付けられていたステムです。
今回は削り屋さんにシャフト&ハンドルストッパーを制作依頼しました。
想像以上の出来映えです^^
組み付けるとこんな感じです。
既にヘッドライトやメーターはセットアップ済みなので取り付けて完了です。
メーターステーもペイントすると完成度が高まります!!
というかゴッソリ交換なんですけど・・・
リヤもフロントに負けず劣らず・・・
いや・・・リヤの方が雑な取り付けかな・・・
では、また・・・