CBX ACGオーバーホール
最近、寝起きで布団の温もりから逃げ出せなくなっている菅野です。
そしてお風呂が気持ちいい季節でもありますね。
湯船につかると疲れが癒されます。
風呂上がりにはビールでさらに癒されます^^
では、どうぞ・・・
さて今回の車両はCBX(後期)になりまして、山梨県のH様の車両になります。
今回のご依頼内容は発電がしていないと言うことで、原因を突き止めて
発電を復活させることです。
引き取らせて頂いた当日はバッテリーを充電して翌日に発電状態を確認しました。
バッテリーが放電している状態では正しい発電量がわからないからです。
バッテリーの充電完了後にテスターにて発電量を確認するも針は全く動きません。
なので発電系統をテスターで抵抗値を測定するとメーカーの指定値からは外れておりました。
それも原因の一つだとは思いますが、一番の原因はレギュレーターの破損でした。
レギュレーターを交換したらとりあえず、13vを少しすぎるくらいの発電量でした。
13v程度では十分な発電量とは言えませんので、ローターやステーターにも
劣化による発電不足が生じているのでしょう。
そもそもレギュレーターが破損する原因としてはローターなどに問題を抱えている
場合が多いですからね。
レギュレーターを交換したら発電が正常値にもどったのに数日でまたもや破損。
なんてことは良くある話です。(経験談)
Remotionでは発電不良の場合は、ローター&ステーターの巻き直しか
ACGコンバーションキットを使用します。
ACGコンバーションキットの方がメンテナンスフリーとなり低回転からも
安定した発電量が得られるため非常によいのですが、巻き直しに比べると
若干ですが割高になります。でもオススメですよ。
巻き直しに関しては外注作業となりますので納期がかかります。
今回は予算と期間を考慮して巻き直しを選択しました。
ACGを開けるとブラシのカスが溜まってました。
ローターとステーターは巻き直しのために信頼できる業者へ発送します。
巻き直しが終わるまでにカバー類の掃除とベアリング、オイルシール交換など
オーバーホール作業をします。
ベアリング、オイルシールを取り外して洗浄します。
オイルシールを打ち込むのですが、向きを間違えている車両をよく見かけます。
オイルの流れる方向を考えれば間違いはないのですが・・・
ベアリングとオイルシールの打ち換え完了です。
もちろんブラシ、ガスケット、パッキン類も交換です。
CBXのボルトメーターは結構適当な表示をするんで表示が低くても
実際には発電されているコトも有りますので正確に計るにはテスターを
使用して点検をしましょう。
発電状態の点検くらいは無料でやりますんでお気軽にお立ち寄りください。
では、また・・・