ＨＯＮＤＡ　ＣＢＸ（ｗ）　エンジンオーバーホール

永く乗られているＣＢＸのエンジンオーバーホールです。

やはり一人のオーナーが永く大切にされている物は状態も良いです。続きはコチラ！テスト走行でも嫌な音もなく快調の様にも思えるのですが、それでもオイル消費は多いように感じます。

カーボンの蓄積は距離なりだと思いますが、ピストンには多少首を振っている跡が見られます。

今回はエンジン塗装もレーシング１０００で行い、合わせて各ボルトなども再鍍金をかけます。

仕訳して指示しても当然再鍍金から返ってくるとこの状態、また仕訳なくてはなりません。その他スターターワンウエイもリビルトし、ピストンヘッドの鋳肌を落としておきます。

そして今回オーナー様のご要望によりミッションやシフト回りをＷＰＣ処理し、シフトドラムにはＭＯＳショットも行いました。

通常行うバリなどでもシフトのフィーリングは改善されるのですが、やはりＷＰＣ＋ＭＯＳ処理をすると格段に向上し耐久性も上がります。

その他にもピストンと大小メタルにもＷＰＣ＋ＭＯＳショットを施します。摺動抵抗の低減と耐久性向上が見込まれ、全体的な耐久性も上がります。

その他いつも通りポートのスムーシング、バルブのポリッシュやカムジャーナルのラッピング、クランクシャフトのダイナミックバランスとラッピング等行い組み上げていきます。