M・R・P(メガリ・レーシング・プロジェクト) その9
みなさま、こんにちは。スタッフ石倉です。
秋の長雨とはいいますが天候不順で困りますねぇ…。
そんな天気に翻弄されたSS Killers R3参戦記の『M・R・P その9』スタートです!
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去る9/7(日)埼玉県にある桶川スポーツランドにて開催されたSS killers R3にメガリ250rにて参戦してきました!
事前の予報では日中は雨の予報。当日も期待をしつつ朝目覚めると無情にも外からは雨音が…。
悲観してても天気は変わらないのでお店で積み込みをして出発。
道中微妙に明るくなったり一時的に弱まったりともしかして?と思うもやっぱり雨ですね(苦笑)
現地に到着、テント設営し準備を進めます。
期待虚しく天候は回復しないまま受付、車検、ブリーフィングへと進みます。
それらが終わるといよいよ走行開始です。
まずは練習のフリー走行。このフリー走行は計測器のチェックも兼ねているため、最低2ラップの周回が義務づけられています。
僕の出場するノービスAクラスの順番になり上下合羽フル装備でコースインします。
愛機Megelli250rに履くのはダンロップα13!!公道用のタイヤとはいえこれだけ完全に路面が濡れている状況では無茶すればすぐに滑ってしまうので慎重に流して規定の2ラップのみして早々に退散。
一応理由はあって、午後から雨が上がる可能性があったのでこの状況であまりリスクを冒したくなかったので。
一日完全に雨の予報であれば諦めて朝フリーからガンガン行くつもりでしたが(汗)
そしてこの時点ではこの後のハプニングなど知る由もなかったわけです…。
全クラスのフリー走行が終わり次はいよいよ予選です。
この時点でもまだ雨はしっかり降り続いていましたが、すでに予選ですのでリスクうんぬん言ってもいられないので諦めて覚悟を決めて合羽も街乗り用からコンビニ合羽にチェンジして順番を待ちます!
…と、予選最初のクラスにて転倒車が。運悪くケースカバーが割れオイルが流出してしまいその処理のために進行が一時中断。
はじめはすぐに終わるだろうと思ってましたがこれがなかなか終わらない…。
結構な量が出たのと雨の影響でオイルの影響が広範囲となり処理に時間がかかってしまったようです。
結局、時間にして2時間近くを要しかつ現場の3コーナーは追い越し禁止&コース規制でのレース続行となりました。
そして、この時点ですでにお昼となっており時間の関係上予選は無しで朝フリーのタイムによりグリッドを決めるとの発表が!!!
・・・流して2周しかしてないんですけども。
結果的に5番手(8台中)グリッドとなりました。
他の参加者も様子見で流していたようであまりタイムは変わらなかったのに救われたようです(笑)
そして午後からはいよいよ決勝。
と、この辺りから雨も上がり日が射し始めて急激に気温も上がってきました。
路面もすでにハーフウェット。決勝5番目のノービスAクラスまでにはドライになりそうな勢いです。
さて、困りました。今日は朝から流して2周しただけ。身体もバイクも全然動いてません。
雨の中だったからなんの参考にもならないし。
とりあえず、水曜の練習時を思い返してタイヤ空気圧を下げてみることにしました。
とは言え、雨→晴れにより急激に上がった気温やら微妙に陽に当たっていたタイヤのぬるい感じやらなので水曜走行終了時の空気圧を思い出して適当にF/Rそれぞれ0.1~0.15ほど下げてみました。
根拠はありませんがなんかイケる気がします。ウソです。後はなるようにしかならんの心境でした。
今回のSS killersはFineVehicles号+助っ人ライダー、当店お客様のH選手、そしてRemotion号と全部で3台のMegelli250rが参戦していました。
サーキットを走るMegelliが増えるのは嬉しいですね!
メガリ乗りの方でサーキットに興味があるって方はご相談下さい!微力ながらお手伝いさせて頂きます!
自分の順番が近づきコース入り口でのウェイティングからいよいよコースイン。
タイヤを温めつつ感触をみますが悪くない気がします。この時点では気がするだけですが。
グリッドに一端着いて選手紹介の後にサイティングラップ2周します。
今回はバッテリーも新品、元気に再始動です(笑)
サイティングラップでもタイヤを温めつつ感触を確認しますがやっぱりイイ感じ。
グリッドに再び着いて気合いを入れてスタートを待ちます。
レッドシグナル点灯しブルーへ変わりスタート!!
よし、反応は悪くない!1速から2速へ!
と思った瞬間Nランプがピカー!と光りエンジンが一気にレブります。
ガチャガチャとシフトペダルを掻き上げなんとか2速へ。
・・・とその時にはみなさんスルスルと自分の前へ(泣)
※ゆの様撮影
気をとりなおして2コーナーで1台抜きまして前を追います。
スタート直後で全体のペースが上がってないのとタイヤの感触の良さでまだなんかイケそうな気がしてます。
2周目の4コーナーと3周目の4コーナーで1台づつパスしその前を追いますがちょっと距離が。
でも周回しててだんだん前との距離が近づいて来てる??よーし、はりきっちゃうぞぉ!!
・・・と思ったのもつかの間、なんか何かが変わってきてる気がする…。
さっきまで良かったタイヤの感触が徐々に一抹の不安を醸しだし始めました。
同じペースでいくにはちょっとリスクが…。などと日和りながらの走行なので必然ペースも落ちまして、7周目そうこうしているとペースの上がってきた(維持していた?)後続にアッサリ2コーナーで刺されます…。
着いていきたい!けど感覚的に無理も利かないし…なんとか賢明に走るも追いつくことは出来ずそのままチェッカー。
最終順位は予選(?)と変わらずの5位にて終了しました。
※スガヨシ様撮影
★決勝オンボード
今回は参加者全員が天候とハプニングに翻弄されたレースでした。
その中でも新たな発見としてタイヤ空気圧の方向性が見えたのは収穫だったと思います。
レース終了後ピット戻ってすぐに空気圧を測定したところ前後共に1.7でしたが、コースIN直後から序盤の感触が良かったことからももっと低く設定しても良いのかもしれません。
後半路面も乾き状況としては良くなっていっていたハズが逆に感触が悪化したのもタイヤの温まりによる空気圧の上昇が原因ではと考えていますので次回以降テストしてみたいと思います。
また、改めて感じた懸案事項としてやはりファイナルを変えたいですね。
現状だと回転の落ち込みによりクラッチを切らないといけない箇所があるので。
いずれにしろ次に向けての収穫と手応えが得られたので次回も頑張っていきたいと思います!!