CB900F(ay) エンジン オーバーホール①
エンジンブローしてしまったCB900Fのオーバーホールを行います。
バルブがピストンと接触してしまったのは確かの様ですが、どうなっているのでしょうか。続きはコチラ!
INバルブは全滅のようです。こういった場合ヘッドが使えるかどうか、それが問題です。
以前開けられているのかカムホルダーボルトが一カ所だけ違う物が入っています。テンショナーBはなんとか形を残していますが、スプリングは無残に千切れています。
ピストンには見事にINバルブがヒットした痕が、バルブはIN側のみでEX側は問題無さそうで、ヘッドへの損傷もありませんので使用可能で一安心。
カムチェンAも千切れる寸前。
ヘッド自体は問題ありませんでしたが、IN側のバルブガイドにはクラックが入っており、打替えが必要です。
テンショナースプリングがいろんなところに回ってましたが、早い段階でオイルパンに落ちたのかさほど悪戯はしていません。
ただ一カ所ロアケースのカムチェンAのガイドとなる部分が削れてしまっています。しかしこれだけで交換する訳にもいきませんので再使用します。
ピストンが既に0.5オーバーサイズが入っていましたので、腰上は一度開けられているのでしょう。クリアランスは出てしまっているので1.0オーバーサイズで対応し、INバルブ交換とガイドの打替えだけが通常のオーバーホールに含まれない部分ですがそれだけで済んで一安心です。