CBX(OK)Eng. OH1

通常劣化の範囲と考えますが、やはりこちらもライナーとクラッチには錆が発生しています。

どうしても湿気の多い日本では放置期間が長いと錆が発生してしまいます。

エンジンは密閉されているわけではなく、気化した湿った空気というのは内部に入り込んで酸化を進めてしまいます。

頻繁に動かしていればオイルが付着しているので錆びることもないのですが、長期間動かさないとオイルが落ちてしまい、そこから錆が発生します。

ただ気を付けないといけないのは、維持のためと短時間だけエンジンをかけて止める行為はかえって湿った空気をエンジン内に閉じ込めることになりかねません。

簡単に言うとガソリンを燃焼させて発生するのは二酸化炭素と水です。ただ水は温度が高いので蒸気として排出されていて、エンジン各部やマフラーが暖まりきる前に止めてしまうとその蒸気が蒸発せず内部に残り、冷えたときに水に変わります。

これがマフラーに穴を空ける原因だったりエンジン内部を錆びさせる原因となるのです。

それと#13カムホルダーのカバー取付ボスが崩れておりました。

幸い破片は全て拾えたので変なところに嚙み込んでいたことは無さそうです。この部分はどうするかは検討しております。