CBX(mh)Eng.)O.H.1

以前に2回ほど分解しているエンジンです。

一度目は組立後すぐにカムチェーンが切れたとのことで、たぶんカムシャフトの誤組があったものと思われ、2度目の時にブラストして塗装まで行ったそうです。分解の都度ピストンはオーバーサイズにされており、現状一番大きなオーバーサイズが入っていました。

分解を進めると明らかにブラストメディアがエンジン内に回った形跡がみられ、カムシャフトジャーナル、ホルダー及びクランクシャフトジャーナル、メタルなど傷が入っております。

ただクランクは完全に傷を消すことはできなくとも使用には問題ないレベルまでには修正できそうですし、カムシャフト回りもこの程度ならばなんとかリカバリーできました。組立後あまり走行していなかったのが良かったものと思われます。

M6ボルトは規格のわからないものに交換され、いたるところにネジロック剤が塗布されており、不慣れな方の組立のような気がします。

とりあえず大きな部品はリカバリできたので作業を進めていきます。