Remotion TECH ForkValve 施工例 CBXc

HONDA CBX’82にRemotionTECH HyperForkVALVEを組み込みました。

今回はオーバーホールも行い、スプリングも交換する事になりましたので、RemotionTECHフォークチューニングとして作業を致します。

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先ずは分解しパイプシートの確認及び圧側オリフィスの拡大加工を行い、圧側減衰力をバルブ側に移行します。


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HyperForkValveはこの位置に取り付ける様になります。また、CBX用はスモールタイプのバルブに専用アダプターカラーを介して取付、ノーマルより短いスプリングにスプリングカラーでイニシャルを調整します。

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オイルロックピースの長さを詰めて有効ストロークを延ばし、全ての部品を洗浄します。その後各メタル・オイルシール類を交換し組み上げます。

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油面調整はフォークバルブを入れてから調整し、車体に組み付け最終的な確認を行います。

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今回の様にオーバーホールを行い、バルブ組み込みとスプリング交換まで行うと、それぞれ加算していくよりフォークチューニングとして受けた方がトータル金額が低く出来るため、チューニングメニューとしてお受けいたしました。このためRemotionにて作業をさせて頂く場合、同時にフルメンテナンスやスプリングの交換を行っても最大で80,000,ーとなります。

そしてこの車輌はなんと走行0km(出荷時テストの数キロのみ)で購入されたそうです。確かに外装やエンジン等全てが新車時のまま、素晴らしいコンディションです。しかし30年近く眠っていたのは確かで、保管状態が良かったにせよ調子を取り戻すまで何度もオイル交換をしたり時間が有る程度かかったとお聞きしました。

また今回もコメントを頂いたのでご報告致します。

1,安定感が抜群に良くなった 乗り出した瞬間から感じ取れました。走行中はもちろんですが、特にブレーキング時の挙動変化が少なく、 フルブレーキングも安心してかけらます。

2,接地感が大きく改善 路面からの情報量が圧倒的に増え、コーナリングやブレーキング時のタイヤの潰れ感すら伝わってくるようになりました。

3,ターンがとってもラク 交差点での、発進から即右左折の状況でももたつくことなくグイグイ曲がっていけます。 特筆すべきはUターン。今まで相当な気合と覚悟をもってUターンしていましたが、チューニング後はヒョイヒョイ曲がれるようなったのでビックリです。

4,取り回しも改善 車重が数十キロ軽くなった感じで、前進・後退・転回も大変スムーズに取り回せるようになりました。 今までフロントを引きずって走っていた感じ、つまり車重に完全に負けていたフロントフォークが、正直ここまで劇的に変わるとは思っていませんでした。これは最新のカートリッジ式の性能・・・とまではいかないのかもしれませんが、それに近い性能ではないかと感じております。

気に入って頂けてなによりです、有り難う御座いました。